ジゴワットレポート

ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時思ったこととか。

映画

『シン・ゴジラ』と「こんなの〇〇じゃない!」の話

『シン・ゴジラ』の面白い点として、「こんなのゴジラじゃない!」という感覚があるのかなあ、と思うんですよね。 ゴジラといえば日本が生んだある種のスターとして世界的な知名度がある訳ですけど、それは戦争を連想させる恐怖だったり、怪獣プロレスの覇者…

古沢良太脚本の魅力が裏目に出た『ミックス。』

古沢良太の脚本構成の巧さには、『リーガル・ハイ』で感嘆し、『デート ~恋とはどんなものかしら~』でのめり込んだものだが、今作『ミックス。』や2年前の『エイプリルフールズ』など、どうにも自分が好きだった部分が削がれていったような寂しさがある。…

いきなり予告編がドーーンと流れる映画公式サイトにはどれだけの需要があるのか

皆さん、映画の公式サイト、アクセスしますか? もしくは、何を目的に公式サイトを閲覧しますか? 映画鑑賞が趣味と言っておきながら、最近は一昔前に比べて公式サイトに行くことが少なくなったなあ、と感じる今日この頃。 その理由は明白で、SNSがあるか…

猿がヒトに堕ち、ヒトも猿に堕ちていく。『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』

『猿の惑星』といえば、もはや私の世代感覚では古典SF映画であり、それはもう教科書で「羅生門」を読むような感覚でその昔に鑑賞したので、中々どうにも、愛着 ・・・みたいなものが湧かない作品である。 そういう意味で、『創世記』から始まったプリクエ…

『ワンダーウーマン』の面白さは、割と最後まで引っ張る「勘違い」にある

自分も「アメコミ映画は好きだけどアメコミそのものにはあまり詳しくない」タイプの人間なので、『ジャスティスの誕生』で突如主役級のオーラをまといながら登場したワンダーウーマンにはとても驚いた記憶がある。 まさに「え?なに?この女の人もヒーローだ…

エヴァがエウレカで、エウレカがハイエボへ。『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の、観れなかったもの。

私にとって『エウレカセブン』は特別な作品だ。 何かと斜に構えたがる十代の頃にこのアニメと出会い、レントンとエウレカの赤面連発なイチャイチャに目をそらしながらも、この作品を通して「フィクション作品とはどのように作られるのか」という観点を持った…

ハリウッド(Netflix)版『デスノート』の感想は「ああ、ワタリ・・・ あなたはどうしてワタリなの・・・?」に尽きる

常々自分のTwitterでも書いているが、私は漫画やアニメが実写になった際に「このキャラのここが違う」とか「あのキャラはこんなこと言わない」等と書き並べて批難するのはナンセンスだと思っていて、実写には実写に合った再解釈や変更点があって然るべきだと…

ドカーン!無限地獄から今回も無事に生還!ドカーン!『トランスフォーマー 最後の騎士王』!ドカーン!

今回も・・・今回も長い戦いだった・・・。『トランスフォーマー 最後の騎士王』。 思えば大学生の頃に観た第1作目『トランスフォーマー』から、早10年。 確か1作目は、『仮面ライダー電王』の劇場版と同日に観たんだよなあ。 tf-movie.jp もはやとてつ…

『ベイビー・ドライバー』。その物語が、音楽もカーチェイスも全てを乗せていく。

私は普段映画を観る時は、頭の中でブツブツと感想を呟いてしまう人間なんですけど、久々にそれを忘れて思いっきり作品に引き込まれていました。 運よく公開日に観に行けた『ベイビー・ドライバー』。 www.babydriver.jp 本国での評判の良さから、ネットの映…

戦隊夏映画の難しさとキュウレンジャー本編への不満。『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』

ライダーと比べるとどうしても上映時間が短いので、しばしばネットでもオマケ扱いを受けてしまう戦隊夏映画。 しかし、ちょうど番組が中盤に差し掛かった頃に公開されるだけあって、「前半集大成」「番組コンセプトのおさらい」「根幹テーマの再描写」といっ…

原作からの改変(再構成)について考察・検討してみる。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

期待7割・不安3割ほどで臨んだ、実写版ジョジョこと『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。 ここ数週で連続しているジャンプ漫画実写化作品の流れにおいて、本作もそれらと同様に、とても丁寧に原作の魅力を再構成したものに仕上がって…

「真の完結」の意味を観た。さようなら、エグゼイド!『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』

とにかく楽しかったこの1年間。『クウガ』からずっとリアルタイムで平成ライダーシリーズを観続けているが、『仮面ライダーエグゼイド』はこれまでの平成ライダーがやってきた「作り方」をハイブリッドに組み合わせたような魅力があり、平成も終わるこの時…

マクドナルドの真の魅力はハンバーガーにあらず。『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

私は本当にマクドナルドが大好きだ。 おそらくほぼ確実に週に1回以上は食べているし、定期的に出てくる新種のハンバーガーも、ここ数年味見を欠かしたことはない。 未だに2012年のグランドキャニオンバーガーがどうにかして復活しないものかと祈る日々…

実写映画『東京喰種』の喰い足りなさと、カニバリズムものにおける展開上のノルマが持つ足枷

漫画から実写映画化した作品に、原作を全く読まずに臨むというのは、かなり久々な体験だった。 後輩や、ネットの知り合いにも何度か勧められていた漫画、『東京喰種』。 なんだかんだ言いながら読む機会を作れず、その間に実写映画も公開となったので、いっ…

ありがとう、『ジョン・ウィック:チャプター2』。本当に「ありがとう」。それしか言う言葉がみつからない・・・。

大好きでたまらない映画の続編が公開されて、しかもそれが滅茶苦茶に面白い・・・。 こんなに幸せなことがあって良いのだろうか。 johnwick.jp キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』の続編、『ジョン・ウィック:チャプター2』。 亡く…

実写版『銀魂』が全力でてめーをぶった斬らない点について

実写版の映画『銀魂』、面白かったです。 『アオイホノオ』や『勇者ヨシヒコ』の福田監督が撮っているだけあって、良い意味で「ちゃちい」し、「しょぼい」。 そしてそれは、原作とアニメが築いた「なんでもあり」な土壌の上に積み上げられているので、総じ…

実写版『銀魂』鑑賞時に映画館で出会ったリアルオィィィィツッコミオタクへの愚痴

最初にしっかり書きますが、ただの愚痴です。 完全な愚痴なので、読みたくない人は読まないでください。 Twitterでちょっと愚痴って、それでもやっぱりモヤモヤが拭えないので、自分のブログに書いてしまうことでモヤモヤに区切りを付けたかっただけの、スト…

実際に観るとタケシやカスミがいない理由に納得がいく『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』

まあ私も、やっぱりちょっとネガティブな先入観はあったんですよ、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』。 アニメ序盤、いわゆる無印のリメイクという感じで最初から宣伝されていたので、タケシやカスミの不在はおろか、カントーにいないはずのポケ…

映画『パワーレンジャー』が素晴らしかった。戦隊モノだけど戦隊モノじゃなくて、やっぱり戦隊モノだよ

未だに毎週「スーパー戦隊シリーズ」を追っかけているオタク野郎として観ない訳にはいかない『パワーレンジャー』。 製作決定の報からずっと楽しみにしていて、結果、「待ってて良かった」な作品でした。 www.power-rangers.jp そもそも「パワーレンジャーっ…

何十年か後にまた観て泣きたい『カーズ クロスロード』

『トイ・ストーリー』世代で、ちょうどアンディと同じ大学生の時分に『3』を観で大号泣した自分にとって、やはり「ピクサー」という4文字はいつまでも特別だ。 そんな「ピクサー」が2017年におくるのが、『カーズ クロスロード』。 「おもちゃの世界」…

『最後の海賊』に思う「結局パイレーツ・オブ・カリビアンって何が面白かったんだろう」

ブログも引っ越して「更新頻度上げていきます」と宣言したからには、この際短くても構わないので、兎にも角にも書いてみよう ・・・ということで、最近観た映画の感想を残しておきます。『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』。 www.disney.co.jp ト…